反復性腹痛(はんぷくせいふくつう)

どんな病気?


 幼児期から小学校低学年くらいまでの子どもが、くり返し腹痛を訴えることがあります。原因となる病気がないのに、突然おなかが痛み出し、数時間たつと自然に治ります。しかし再び痛み出すのが特徴です。これを反復性腹痛といいます。また、おへそ(臍)の周辺の痛みを訴えることから反復性臍疝痛とも呼ばれます。

症状


 痛みの程度、継続時間はさまざまです。痛みと食事、排便との関係はないようです。頭痛、吐き気をともなうこともあります。

原因


 自律神経系の失調や精神的要因が関係して起こる、起立性調節障害思春期に気をつけたいからだのトラブル・病気)の主症状とされています。同じような症状を示すものに、てんかん性腹痛があり、この場合は、神経小児科医の診察が必要になります。

治療


 特別な治療はなく、ストレスや不安を取り除き、のびのびすごさせることが治療になります。

保護者へひとこと


 神経質な家庭で育っている子どもに多いようです。お母さんは、しつけなどにいきすぎがないかどうか、子どもとの接し方を見直してみましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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