声帯ポリープ(せいたいぽりーぷ)

どんな病気?


 喉頭の中心にある、粘膜でおおわれた左右2枚のひだが、声帯です。呼吸をするときは開き、声をだすときには閉じて、声帯の合わせ目から息を吐き出して音をだします。
 声帯ポリープは、この声帯にやわらかいこぶのような腫瘍(ポリープ)ができた状態です。一般には片側にできることが多いようです。

原因


 教師や歌手、アナウンサーなど、声をひんぱんにだす人に多くみられ、無理な発声がいちばんの原因です。

症状


 のどの異物感と、しわがれ声がおもな症状です。発声や喫煙、飲酒などによって症状はさらに悪化します。
 喉頭ファイバースコープで、比較的簡単に検査できます。しかし、声門(声帯)がん喉頭がん)とまぎらわしい場合もあります。そういうときには、組織をとって調べる、病理検査が必要です。

治療


 早期のものやポリープが小さい場合は、沈黙療法(声をださない)や、消炎剤の吸入、内服薬でポリープが消えることもあります。
 できてから時間がたっているもの、ポリープが大きいものは、内視鏡下喉頭微細手術で切除します。

あなたへのひとこと


 カラオケでの歌いすぎ(カラオケポリープ)や、タバコも症状を悪化させます。がんになることはありませんが、注意を。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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