扁桃炎(へんとうえん)

どんな病気?


 過労、かぜ、気候の変動などにより、扁桃の免疫機能が低下すると扁桃炎を起こします。

急性扁桃炎


症状


 扁桃の粘膜が赤く腫れ、炎症がひどくなると、黄白色の膿が表面をおおっている場合もあります。39~40度の熱がでて、のどが痛み、全身がだるく、食欲もなくなります。関節が痛んだり、耳まで痛むこともあります。

治療


 抗生物質と消炎鎮痛剤で治療します。脱水症状を防ぐために水分の補給を十分に行います。


習慣性扁桃炎


症状


 子どもは扁桃炎にかかりやすく、急性扁桃炎を年4~5回もくり返すようになると、習慣性扁桃炎と呼ばれます。大人でも、20~30歳代で習慣性扁桃炎にかかる人もいます。

治療


 扁桃を摘出する手術(扁桃摘出術)がもっともよい治療法です。この扁桃摘出術は全身麻酔で1~2時間程度で行うので、痛みもなく安全にできます。入院は6日~10日程度。手術をすると9割以上の人が扁桃炎にかからなくなり、かかっても軽くてすみます。

あなたへのひとこと


 かつては、扁桃をとると全身の免疫機能が落ちて、病気にかかりやすくなるなどの意見がありましたが、現在ではこういう心配はまったくないとされています。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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