血液の成分
血液の容積の約40%が血球、約60%が血漿です
全身をめぐる血液の量は、体重の約8%。体重50kgの人なら約4
抗凝固剤を使い、血液がかたまりにくいようにして採血した血液を遠心分離器にかけると、底に沈む固形成分と、その上にたまる液体成分とに分かれます。この固形成分が血球で、液体成分が血漿です。血球は血液の容積の約40%、血漿は約60%を占めています。
血球のいろいろ
●赤血球は酸素や二酸化炭素を運びます
赤血球は、中央部がへこんだ円盤状の形をしています。おもな成分はヘモグロビン(血色素)という鉄を含むたんぱく質です。ヘモグロビンは肺の中で酸素とむすびつき、酸素を全身の組織へ運ぶとともに、全身の組織で発生した二酸化炭素と結合し、肺まで運んで体外に放出します。赤血球は女性の場合、血液1
●白血球は病原体に作用してからだを守ります
白血球には、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球の3種)、単球、リンパ球などがあり、好中球と単球は、体内に細菌やウイルスなどの異物が入り込むと取り込んで処理します。好酸球はアレルギーに関係があり、好塩基球は化学物質を蓄えています。リンパ球は抗体を産生し、異物の認識と攻撃という免疫力を発揮する重要な役割をにないます。白血球は血液1
●血小板は血管にできた傷を修復します
血小板は、顕微鏡で見ると細胞の小片のように見える小さな血球です。血管に傷ができると、そこに粘着作用でくっつき、血小板どうしが互いに手をつなぎ、血漿中の血液凝固因子と協力して、自然に出血を止めます。さらに血管の修復作業も行います。血小板は血液1
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