大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)

どんな病気?


 胸部大動脈から腹部大動脈までのあいだの弱い部分が、強い圧力(血圧)に押され、こぶ状にふくれたもの。多くは動脈硬化症が原因で、破裂すると急死する危険な病気です。胸部にあると胸部大動脈瘤、腹部にあると腹部大動脈瘤と呼びます。

症状


 初期症状はなく、こぶが大きくなると胸部大動脈瘤は健康診断のときの胸部X線写真から、また腹部大動脈瘤はおなかに、ドクンドクンと脈打つような拍動性腫瘤をふれることから発見されたりします。胸部大動脈瘤では食道や肺などを圧迫するので、食べ物が飲み込みにくく、せきも出てきます。

治療


 手術で大動脈瘤を除き、その部分を人工血管へ置き換えます。手術後も、バランスのよい食事をとるなど動脈硬化の進行を防ぐように注意します。

あなたへのひとこと


 高血圧症の人は、月に1度は腹部を手で確かめ、拍動性腫瘤にふれたら早く受診します。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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