こどものケンカ

子育て期(生後1歳7ヶ月~2歳)の相談

Q2402:こどものケンカ

よく遊ぶ仲の良い子がいるのですが、娘が押されたり叩かれたりする事が多く、私も友達の親も毎回注意してもなかなか収まらないので困っています。 私はこどものケンカは必要だと思っているので叩かれる事自体はそんなに気にしてないのですが、どうしたら叩き癖が治るのかなーと思って質問しました。 娘は2歳8ヶ月、友達は2歳5ヶ月二人とも女の子 オモチャの取り合いなどちょっとしたことで叩かれます。 娘は友達を叩いてはいけないと思ってたまーにしかやり返しません。やられても泣くだけ。 ヒートアップしたら止めています。 こういう場合どういった声かけが効果的でしょうか? 2017-04-22 01:55
金澤直子先生
お母さんどうしのコミュニケーションは取れているようですし、互いの母親がお子さんの様子をきちんと見守っている感じが伝わってきました。普段からよく遊んでいるなら、ケンカはするけれど仲良しの間柄なのね。 叩く子の気持ちとしては、あなたのお子さんを叩くことで試しているんだと思います。 ここで叩いたら「おもちゃ」を貸してくれる。その経験値が積み重なり、叩けば貸してもらえることを知っているから「叩く」、そんな感覚なんじゃないかしら。 言葉が達者ではない2歳ぐらいの子どもにとってはよくある行動ですが、子どもどうしにとっても良い関係ではないし、親とすれば当然気になりますよね。 「叩く」ことが意思表示な子にとっては、泣いている子の気持ちを考えることは難しいのかもしれません。だから、ここで「叩く子」に伝えなくてはならないのは「叩かれるのはイヤ」だということ。 ここで大切なのは、お子さん自身が「叩かれるのイヤ」と相手に伝えることです。 周りが「ダメよ」と言っても効き目はありません。 言葉が難しければ、目で訴えたり、怖い顔を向けるのでもいい。当人どうしのコミュニケーション中でイヤなことは、イヤだときちんと伝えることがポイント。そこで、相手も子どもなりの理解ができるはずです。 ぜひお子さんに「泣くだけではダメ。イヤなことはイヤだってわかってもらおうね」と言ってあげてください。 それでもダメでヒートアップし続けるならばそのお子さんとは少し距離をおくことも必要かもしれません。「○○ちゃんとはもう遊ばない」もしあなたのお子さんにそう言われたら、相手のお子さんも遊べなくなるさみしさを感じるでしょう。それでも遊びたかったら、子どもどうしまた関係が変わってくるはずです。 大人でも、イヤなことはイヤと言うことって難しい時があります。でも、言わなければ相手には伝わりません。いい関係を築くためには、必要なことだと思います。

先生のプロフィール

妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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