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偏食がひどい3歳…栄養不足にならない?

子育て期(生後3歳~)の相談

Q4456:偏食がひどい3歳…栄養不足にならない?

3歳の子どもの偏食がひどくて困っています。野菜はトマトとブロッコリーだけ、肉は固いといってほとんど食べず、魚は臭い・パサパサするからと拒否…。まともに食べるのは、食パンとコーンスープくらいで(ポトフのような野菜が入ったものは食べない)、白米も嫌がって、ひどい時はお茶わんを床に投げ捨てます。 赤ちゃんの頃から小食で、離乳食もほとんど食べず、成長曲線は常にボーダーラインギリギリか下回るくらいです。 健診などでも相談していますが「咀嚼能力に問題ないようであれば様子を見てください」とのこと。「子どもの偏食はいずれ時期がくれば治る」という人も多いようですが、ネットで調べると風邪を弾きやすい・疲れやすいなど、小学生頃になると栄養不足による弊害も出てくるような記載もありました。偏食による栄養不足・体調不良が心配です これまでも野菜をすりつぶしてスープやハンバーグにいれてみたり、食材の硬さを調整したり、自分なりに工夫してきたのですが、苦労して作ってもほとんど食べず、捨ててばかりで(時には投げ捨てられ)、心が折れそうです。もう疲れました…。 子どもの偏食を治すために、どうしたらいいのでしょうか? 2019-10-23 15:05
金澤直子先生
▼偏食はいつまで続く? 「カンガルークラブ(妊婦水泳卒業生の子連れ会)」を30年以上開いていますが、ママたちのお悩みとして子どもの偏食の話はよく出てきます。その都度「年齢に“つ”がつく間は焦らないこと」と言っています。「ひと“つ”(1歳)」「ふた“つ”(2歳)」…と数えていって「ここの“つ”(9歳)」まで来ると、次は「とお(10歳)」ですよね。この年齢になると幼児期よりも活発に動くようになるため「パクパク食べるようになった」という母親が多いようです。お子さんは「みっ“つ”(3歳)」なので、まだ少し時間がかかるかもしれませんね。 ▼白米・野菜嫌いの克服法は? お子さんは白米を嫌がるとのこと。小学校に上がる頃までは、白米を嫌がる子が多いようです。子どもは主食と副菜をバランスよく食べられないこともあって「白米=味がない=おいしくない」と感じるようです。4歳のひ孫も白米は好まず、味付きのご飯(炊き込みご飯・ピラフ・チャーハン・のり巻きなど)を好みます。私自身も遠い昔、幼稚園の頃にお弁当のおかずだけを先に食べた際に、先生がご飯にゴマ塩をかけてくださったのですが「そういう理由だったのか」と、今更のように思います。 また、お子さんは「食べられる野菜はトマトとブロッコリーだけ」とのこと。でも、「それだけ食べられれば良いじゃないの」というママも多くいると思います。 私の孫息子も少食で、病気の時にたびたび預かりましたが、体調が悪いこともあってなかなか食が進まず、栄養士の私でも「食事の内容をどうしたものか」と思案したことを覚えています。そんな中で、彼と一緒に庭の大葉を摘み取り、手巻き寿司風にして食べさせた時だけは「おいしいね」と食が進み、「これだ!」と気づきました。自分で採ったものは食べてみようという意思が働くようです。その話を「カンガルークラブ」ですると、ベランダを利用して野菜を育てる人が多くなりました。 あと、食事の時は必ず親も一緒に食べて「おいしい」という表情を見せることも大切です。子どもは好きな人のマネをするものです。 ▼「何を」「どれだけ」食べたら良いの? 今日食べたもので明日効果が出る、という単純なものではないのですが、毎日の食事の積み重ねが健康に繋がることは誰もが知っていることでしょう。でも「何を」「どれだけ」食べたら良いか、という話になると、明確な答えはすぐに出せません。 そこでオススメしたいのが「食品成分表」で勉強することです。本のタイトルには『日本食品標準成分表2019年版(七訂)』など年号が入っていますが、年が変わっても大きく内容が変わるものではないので、1冊購入すればずっと役に立ちます。1冊千円くらいで購入できるので、手元に持っておくと良いでしょう。 自分が納得できるまで調べてみてください。子どものことを真剣に思うあなたなら、きっとできるはずです。

先生のプロフィール

妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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