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便秘気味の息子 綿棒浣腸について

子育て期(生後0~4ヶ月)の相談

Q3938:便秘気味の息子 綿棒浣腸について

生後2ヶ月の息子なんですが 新生児の時は、うんち自然に 出てたんですが 最近は便秘気味なのか 踏ん張ってる素振りを見せても おならだけで、2日位出ないと綿棒浣腸をしてたんですが、 その時は大量に出たのでましたが。 その後も、うんちは出ず 最近は、毎日綿棒浣腸をしてるんですが もしかしたらちょっと強めにやってるかも? サラサラのうんちで色も変じゃないけど 毎日やる事で腸を傷つけたりしてないのでしょうか? ちなみに、体重などは順調にふえてます 綿棒浣腸のやり過ぎは良くないですよね? どういう状態の時病院に行くべきなんでしょうか? 2018-12-14 19:02
渋谷紀子先生
赤ちゃんの便秘は珍しいことではありません。小さいうちは、便がたまったときに上手にいきんで、肛門からスムーズに排泄するという一連の働きがうまく機能しにくいために、便秘になりやすいと考えられています。一般に母乳栄養の方が、人工栄養よりも排便回数が多い傾向がありますが、完全母乳でも便秘になることがあり、体質的なものも関係しています。 健康な子どもの平均的な排便回数は、3か月までは1日2-3回、1歳までは1.8回、3歳までは1.4回、3歳以上で1日1回というデータがあり、1週間に2回未満というのが便秘の一つの基準になります。 ただ、回数よりも、本人が苦しそうにいきんだり、便秘のために食欲が落ちたり、硬い便で肛門が切れたりなどの、便秘によるマイナス要素があるか、ということが最も重要なポイントです。排便回数が少なくても、食欲があり、体重増加が順調で、数日に1回自然に排便できているのであれば、そのまま様子を見て良いでしょう。 おなかが張って苦しそうにいきんでいるときは、腹部をやさしくマッサージしてあげたり、綿棒で肛門を刺激してあげたりすると、排便しやすくなります。綿棒浣腸は、綿棒の先にオリーブオイルやワセリンなどをつけて滑りを良くしてから、先端の綿の部分が隠れるくらい挿入して、肛門をひろげるようにゆっくり刺激をします。腸の粘膜を傷つけないように気を付けさえすれば、繰り返し行っても構いません。 便秘で一番の問題は、直腸に便が長時間たまった状態が続くと、脳からの排泄の指令に対する反応が悪くなり、さらに便秘が進むという悪循環に陥ることなので、3日に1回くらいはすっきり出してあげることが望まれます。腸にガスがたまりやすい赤ちゃんは、うつ伏せにして少し遊んであげると、ガスの流れが良くなる場合があります。ただし、うつ伏せのまま決して目を離してはいけません。 便秘のために本人が苦しそうで、自宅でマッサージや綿棒浣腸をしてもうまく出せないとき、毎回手伝ってあげないと自力で排便ができないことが続くとき、あるいは、本人が苦しそうでなくても、1週間くらい便が出ないときは、病院を受診しましょう。

先生のプロフィール

東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院小児科、愛育病院小児科などに勤務したのち、カナダのトロントに研究留学。帰国後は東大病院、山王病院、NTT東日本関東病院小児科などを経て現職。
日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。四女の母でもある。監修した『はじめてママ&パパの0~6才 病気とホームケア』(主婦の友社)では、新米ママやパパのために、最新の病気について分かりやすく解説している。
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