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2016-03-25T00:00:00+0900 2016.03.25

Q.いろいろなものを口に入れるようになりました

最近になって、いろいろなものを口に入れるようになりました(例:おもちゃのお金、ワインのコルク、プラスチックの小物の部品など)。今のところは口に含んでいる状態で気付くので事故には至っていませんが、この先不安です。赤ちゃんの頃に、何か分からずに口に入れてしまうのは理解できますが、本人は食べ物ではないことは理解しています。食べ物ではないことも分かっていると思うのです。1~2歳の時にはあまりなく、この1ケ月ぐらいで急にやりはじめました。「死んじゃうよ」と本気で怒っても辞めません。どうしたら辞めさせられるでしょうか?


(お母さん43歳、お子さん男の子3歳5ヶ月)

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3歳5ヶ月といえば言葉も増えてくるし、こちらの言うこともある程度わかる頃よね。でもね、このくらいわかるだろうというようなことでも、実際子どもはわかっていない、伝わっていない、ということもたくさんあります。



たとえば「死んじゃうよ」という言葉です。3歳5ヶ月の子どもが「死ぬ」ということがどういうことか、どのくらい怖いことなのか実感できるかしら? とても難しいのではと思います。大人に伝えるのと同じ言葉を使っても、小さな子どもにはなかなか伝わらないことはたくさんあるでしょう。赤ちゃん言葉を使えということではありません。子どもに危険を教えるときには、どんなふうに危険なのか具体的に言わないと伝わらないのです。口に入れたものが喉につまった場合や、呑み込んでしまった場合、どんなふうになってしまうのか、医師や専門の窓口に問い合わせるなどして、まずあなたがしっかりと知ることが大事だと思います。



また、飲み込んだら危ないものは、子どもの手の届くところに置かないようにすることも忘れないでね。



それから、この時期、いろんなものを口の中に入れるのは、お母さんの気をひきたいとか、何か子どもにストレスがかかっていることも充分考えられます。どんなときに、口の中にものを入れるのか、よくみることで子どもの気持ちがわかることもあるでしょう。



何かを口に入れるまえに、子どもと一緒にしっかり向き合って遊んであげれば、子どもは何かを口に入れることを忘れてしまうことだってあるはず。一人で悩まずに、お住まいの地域の自治体に相談し、保健師さんに子どもと自分の状況を具体的にしっかりと伝えながらアドバイスをもらうことをおすすめします。

2016-03-25T00:00:00+0900
  • ▼ 金澤 直子先生のプロフィール

    • 妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。

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