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妊娠初期(1~4ヶ月)
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2014-04-11T00:00:00+0900 2014.04.11

Q.子宮頸癌検査で高度異形成がわかり、手術。その後、妊娠4週目だったとわかりました。赤ちゃんに麻酔や投薬の影響はありますか?

子宮頸癌の検査で、高度異形成がわかり、円錐切除手術をしました。退院後、 妊娠が発覚。検査から手術までの間、医師も妊娠に気づかずに手術をしてしまいました。 手術したのは、妊娠4週目くらいです。下半身麻酔や 薬の投与で赤ちゃんへの影響はあるのでしょうか? 心配です。
(26歳女性)

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妊娠に気づかずに局所麻酔(下半身麻酔)で手術をするということは時々あることです。盲腸(虫垂炎)の手術、?疽(ひょうそ)、魚の目などのケースもあげられます。そのようなとき、覚えておきたいことは次の2点です。



1)下半身麻酔で使われる麻酔剤が胎児に影響する心配はありません。

2)妊婦の体内に取り込まれた薬剤が胎児に影響を与え奇形を発生するのは「all or noneの法則」が働く時期すなわち最終月経から34日を過ぎてからとされています。妊娠4週というのは、最終月経から28日目から34日目までです。



「all or noneの法則」とは、「薬剤の影響を受けて受精卵がダメになって流産する」か「全く影響を受けなかったから流産しないで元気に育つ」のどちらかか、ということです。この法則はあの不幸な「サリドマイド事件」のときにサリドマイドを内服してしまった人たちの詳しい調査で判ったことなのです。



従って、流産せずに妊娠が継続すれば麻酔の影響は無かったと考えていいのです。ただし麻酔と関係なしに起こる「自然発生的な胎児の先天異常」までが無いということではありせん。

2014-04-11T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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