
Q.夫婦で不妊治療を始めて3ヶ月。医師からは「この日が排卵日」、妻からは「今日はお願いね」と言われ、セックスがプレッシャーに。勃起もせず…
結婚後3年、子どもに恵まれず、夫婦で不妊治療を始め3ヶ月が経ちましたが、正直、医師から「この日が排卵日です」と言われて、セックスするのが嫌で仕方ありません。妻から「今日はお願いね」と言われること自体もプレッシャーです。
そのせいか、勃起しないこともあります。EDと思われてるんだろうなと思うと情けない。一方、妻の不妊治療への思いは端から見ていても日に日に熱くなっていて、その気持ちについていけません。僕も子どもは欲しいです。が、今の状態はどうしても納得いかない。
妻は同い年で、妊娠を焦る気持ちもよくわかるのですが…。どうすればいいか、ご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
(35歳 男性)
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そうですよね。「この日にセックスをしてください」と言われてハイとできる方がおかしいかなという気もします。10代、20代だったら違うかもしれません。
子孫を残すためだけにセックスをする人間以外の動物は、繁殖期に入ればあれこれ考えずに、メスが「受け入れても良いよ」と言えばセックスができます。そのかわり、限られた短い時期にしかセックスはできません。それに引き換え、大脳皮質が発達した人間は、子孫を残すためだけではない愉しむセックスがいつでもできるようになりましたが、愉しむためにはお膳立てが必要になりました。買春だって、お金を払うというお膳立てが必要です。ですから「子どもを作るためのセックスというと、なんかなー」と思えてくるのです。
5年ほど前に国際基督教大学の先生の講演をきいたのですが、月1回のセックスよりは週2,3回のセックスの方が妊娠率は高いという話をしていました。やはり人間にとっては、セックスそのものを愉しむ性交が、からだの条件を良くするようです。
昔から、産婦人科の医者は検査をして何も異常がなく、タイミング法でもできなかったら、一度「妊娠しなければ」という思いを捨てて、旅行に行くとか、「子どもなくても良いよね」とか「養子もらおうか?」という心境になると妊娠することがあると感じています。「今日は排卵日だから」という電話がかかったら、帰るのがいやになるという気持ちはありますよね。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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