
Q.妊婦健診では順調と言われたけれど、数値などが気になり不安です…。
28週6日、妊婦健診に行ってきました。腹囲0.5cm増、子宮底長24cmで前回と変わらず、私の体重は1kg増加しました。胎児推定体重1140g。2週間前の前回の健診時の体重と比べると胎児体重が100gしか増えていません。
現在赤ちゃんは頭位なのですが、足の付け根や恥骨付近でよく動き、おへそより上で動くことはありません。お腹や赤ちゃんが下がっているような感じがします。子宮頚管長は直線で3.8cm。前回は4.2cmでした。
また現在、恥骨や膣の奥の内側に痛みがあります。先生からは経過順調と言われましたが、心配でなりません。大丈夫でしょうか?
-
0
ご質問にそって、内容を整理してお答えしましょう。
1)腹囲や子宮底長の計測をした人は、前回と同じ人ですか? 計測するときの癖があるので、測った人によって多少の差が出ることもありえます。
2)超音波検査による測定誤差は15-18%あるとされています。計測者が違うことで起こる誤差とは別に、体重推定法そのものに存在する誤差があるのです。従って1140gと算出されたときは、±171~±205gの測定誤差があるということになります。推定体重とは、「おおよそ940gから 1340gの間であろう」という程度のラフなものなのです。
3)したがって、2週間後の定期健診のときの推定値と比較して判断します。その他、羊水量や、胎動の状態、頭の大横径・胎児の腹囲・胎児の大腿骨の長さ等も参考にします。
4)子宮底はおへそより上で触れますか? もし子宮底がおへそより僅かに高いくらいであるならば、おへその上で胎動を感じるはずがありませんよね。子宮の外に足があることになってしまいますから。それから、赤ちゃんは足だけでなく、腕もよく動かします。特に赤ちゃんがお母さんの前を向いていると、腕の動きを感じやすいようです。
5)子宮頚管長は経膣超音波検査法で測りますが、超音波のプローブの腟内での位置で頚管長の計測値はかなり変化します。0.4cm短くなったからといって早産する危険が大きくなったとは言えません。
6)恥骨や腟の奥の内側の痛みがどうかという問題は、診察をした医者が一番適確な判断ができます。その場で質問されると良かったですね。これからは、いつもと違うという感じがしたら、診察の時に質問されるといいですよ。
-
▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
ベビカム相談室 妊娠の注目タグ
前日までの1週間でアクセスの多かった投稿!
最新アクセス
ランキング
-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
未回答の相談
-
Q.私の息子たちのトイレトレーニングの相談
- 2023.10.22
-
Q.令和の子供に(子)がつく名前はありか?
- 2023.09.23
-
Q.11ヶ月息子の夜泣きがつらいです
- 2023.07.29
-
Q.授乳中に蚊に沢山刺されて困っています
- 2023.06.21
- 未回答の相談一覧へ
