
Q.初期流産と不育症は違いは? どんな検査をすればいいですか?
現在、30歳です。半年のうちに2回、妊娠6週5日(47日目)に流産してしまいました。34日周期の生理が来ずに、ダルさや胸の張りがひどいので、生理予定日1週間後に妊娠検査薬を使って判定。うっすら陽性反応がでました。病院へ行ったところ、
「6週になるけど反応はまだ薄く、赤ちゃんの袋らしき影はあるものの、まだ確認がとれないから、来週7週にもなれば、袋も心拍も確認できるかな」とのことで、帰宅したのですが…6週5日で出血、流産してしまいました。
過去2回とも同じ状態で、7週に達することができません。
お医者さんは、染色体異常だから仕方ないとおっしゃるのですが、毎回6週5日で出血してしまうので、次の妊娠もまた同じかなと不安です。これは、不育症なのでしょうか。どんな要因、そしてどんな検査をしたらいいのか、教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。
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妊娠はするけれども、流産早産を繰り返し生児を得られない場合を不育症と言います。従って過去2回同じ状態で流産、今回も6週5日で流産したのですから、不育症と言って差し支えありません。不育症の原因は沢山ありますので、それを調べる必要があります。
・染色体異常、子宮の形態異常(子宮筋腫、中隔子宮、子宮発育不全、子宮動脈奇形、子宮内膜癒着、子宮内膜症)
・内分泌因子(黄体機能不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、高プロラクチン血症)
・血液・凝固因子(血栓症による胎盤機能不全、免疫学的な異常によって引き起こされる凝固異常)、感染(細菌感染の ほか、クラミジアや梅毒の感染)
厚生労働省の研究班が、不育症に関する一般の方むけのホームページ「Fuiku-Labo (フイク-ラボ)」http://www.fuiku.jp/を作っています。
上記に掲載されている「研究者リンク」内の「不妊症研究機関」で紹介されている施設は研究班の班員です。お近くにある施設に相談されれば、現時点でもっとも新しい考えがお聞きになれると思います。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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