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子育て期(生後3歳~)
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2013-03-22T00:00:00+0900 2013.03.22

Q.手料理を続ける?やめる?

好き嫌いが激しく、野菜を残すことが多いです。
まったく野菜を食べないわけではありません。

野菜を食べさせるために工夫として始めたのですが、果物と一緒にミキサーにかけ、ジュースとして出すと飲んでくれます。
たとえば、「りんごとにんじん+水」とか、「柿とほうれん草+水」、「バナナ+豆乳+小松菜」です。だんだん野菜を増やしていったり、大豆を入れたりもしています。
野菜を摂取してくれている、という意味ではいいことだと思います。
また生野菜ジュースを飲むようになってから、スナック菓子やジャンクフードをほしがることが減り、ファーストフード店にも行きたいと言わなくなりました。実際、スナック菓子を食べることもかなり減ったので、栄養面ではそれなりにプラスになっていると思います。


ただ、手のこんだ料理をあまり食べてくれないことが悲しいです。
ミキサーにかけるだけで、丁寧に野菜を切らなくてもいい。にんじんをお花のかたちに切ったりしていたのは何だったのか、手作りのおやつに野菜を使うようにするなどの工夫はなんだったのか、と暗い気持ちになってしまいます。また、手料理を残し「ねえコーンフレークないの?」と言ったりします。
野菜を食べないといけないお約束だから食べるとか、野菜を食べないと小言を言われるから食べるとか、野菜を食べないとお母さんが悲しむから食べるとか、ではなく、「おいしい」と思って食べてほしいです。


料理でやれることはもうやり尽くしたように感じています。料理に手間をかけるだけでなく、家族で食事をする時間をとったり、食器を工夫したりと娘のためにやってきました。
出来合いで済ませることに抵抗がありましたが、娘においしいと思って食べてもらえないなら、手料理をやめてしまおうかと悩んでいます。
手料理をやめた分は、一緒に遊ぶ時間をもっと作ればいいかなと思っています。ぜいたくでしょうか。

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子どものために考えて、種類の多い自家製ジュースをつくる事はおおいに結構です。おっしゃるようにスナック菓子やジャンクフードをほしがらないのは栄養が足りている証拠ですね。が、4歳となれば自分の歯で噛むことの方が大切です。りんごも、にんじんも、柿も、豆も、形を見せて食べさせるには、その食材のもつ味をそのままだすこと。できるだけ調味料を加えないこと。これには演出も必要です。大人がおいしそうに食べると、子どもは真似します(その大人が好きであれば)。「あなたのためにこれだけやっているのよ」という態度は、子どもにとってうっとうしいと思うことが多いのです。できるだけ「さらっと」出す工夫をして下さい。ここで大事なこと。手料理をやめて一緒に遊ぶ時間をつくろうを思っているならぜひ、子どもと一緒に調理をして下さい。関西の坂本廣子氏の「子どものための包丁」というすぐれものがあります。坂本先生のお教えを受けられるとよいと思います。
以上「食べ物の食べかたは、その人の人生観」だと思っているヤンババからの提案です。

2013-03-22T00:00:00+0900
  • ▼ 金澤 直子先生のプロフィール

    • 妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。

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