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2013-03-01T00:00:00+0900 2013.03.01

Q.低置胎盤で帝王切開になった場合、どのようなリスクがありますか?

妊娠27週、検診で胎盤が低めだと言われました。
2週間後に上がらなければ、転院することになるそうです。あと2cm上がれば、帝王切開にはならないとのことです。
上がる可能性は、どれくらいあるのでしょうか?
そして、もし、低置胎盤で帝王切開になった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか? 33歳、初産です。

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妊娠27週というと胎児の体重の推定は800gから1200gくらいではないかと思います。

2週間で300gくらいづつ増えるのです。ですから、胎児の入っている袋(子宮)もどんどん大きくならなければなりません。子宮の壁が延びて大きくなるのです。
胎盤が子宮の壁にくっついている所の下の端と子宮口の間が、上手く延びてくれれば、胎盤が上に上がったように見えますね。

「胎盤が上に上がる可能性があるか」は、胎盤の位置、子宮口との関係などを診ないとわかりません。子宮壁のどの部分が延び易いかも個人で違うように思います。

帝王切開になった時のリスクは、手術することそのもののリスクと前置胎盤であるためのリスクにわけて考えられます。

◆手術のリスク
・麻酔の影響、切開するために出血が経腟分娩より多くなる
・次の妊娠出産の時に今回の傷がどうなるか
・胎児が産まれる時の呼吸の自立に影響することがある

◆前置胎盤で手術した時のリスク
・手術時の出血がより多くなる可能性がある
・そして出血量が2000mlを越えた時に起こる可能性のあるリスク

しかしいずれも、乗り越えられるリスクです。

2013-03-01T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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