HELLP症候群は血小板の減少、肝機能の低下、溶血(赤血球が壊れること)を特徴とし、
妊娠後半に起こる急性の妊娠合併症ですね。妊娠高血圧症候群が先行することがあります。
妊娠高血圧症候群は初めての妊娠の時に発症することが多いのですが、
最初の妊娠で妊娠高血圧症候群であると、次の妊娠も妊娠高血圧症候群になる率が少し高くなります。
したがってこの次の妊娠では妊娠高血圧症候群を発症しないように注意することが大切です。
そして、妊娠後半の血小板数の変化に気を付けること。
これらのこと(前回HELLP症候群であったことを含めて)は、
妊娠がわかって妊娠中の診察をしてもらう担当医には必ず伝えておくことが大切です。
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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