「胎膜」という言葉は産婦人科では使いません。正しくは「胎嚢(たいのう)」だと思います。胎嚢が見えない時、子宮外妊娠を考慮しなければならないと思います。その場合は、次の手順を患者さんに伝えます。1)2~4日の間隔で診察します。2)子宮外妊娠を疑うべき自覚症状に、注意するように言います。この場合には直ぐ受診することも大切です。・右または左の下腹痛・歩く時、階段をおりる時に下腹部に響く痛みを感じる・排便痛がある3)強い下腹痛があったら、直ちに診察です(救急車ででも)4)これだけでは患者さんの心配を助長するだけなので、診察をすれば、子宮外妊娠の可能性が高いか低いかは、医者が判断できるので、それを伝えます。(例えば、「あなたの場合は九分九厘大丈夫」というように)
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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