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2010-08-20T00:00:00+0900 2010.08.20

Q.妊娠3ヶ月。喘息薬の胎児への影響は?

今、妊娠3ヶ月です。今まで持病の喘息の発作は出ていなかったのですが、妊娠して薬をやめたせいか、朝晩軽い喘息の発作が出ます。産婦人科の先生は「酷い喘息の発作が出るようだったら薬を出します。」とおっしゃったのですが、薬を飲むことに抵抗があります。我慢をせずに薬を飲んだ方が良いのでしょうか?


喘息が出て、母体が苦しんでいるとおなかの赤ちゃんにも何か影響はあるのでしょうか?

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喘息の治療法はこの10年ほどで、随分変わってきました。発作を起こしたら薬を飲むのではなく、毎日継続して薬を飲んで、発作を起こさないようにするのです。これは発作を繰り返していると細い気管支の上皮細胞に傷ができたり治ったりを繰り返しているうちに、治らなくなり、気管支が狭くなったり肺気腫になったりするからです。

妊娠中は、妊娠していない時に比べてホルモンの分泌状態が変わるために、発作を起こすことは少なくなることが多いのですが、悪化することもあり喘息の専門家にも診てもらっていた方が良いと思います。喘息の発作を起こしたときは、お母さんが苦しいだけではなく、咳でおなかに強い力がかかりますし、酸素の取り込みが減ってしまうので、胎児の酸素不足を起こす可能性もあるのです。

2010-08-20T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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