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2004-02-20T00:00:00+0900 2004.02.20

Q.妊娠中の骨盤の緩みと安静度

ちょうど胎動を感じ始めた17週ごろから臀部側の股関節と恥骨が痛み出しました。先日19週目の検診で、「軟骨がゆるんでいる(?)ので、なるべく歩行を控えて。立ち上がりや歩行のときは、骨盤が上下に動かないように、小刻み、すり足で歩いてね。」と先生から言われました。あとで看護婦さんから聞いた話では、臨月近くに歩けなくなるほど痛みがひどくなったり、痛みのためにいきみが出来ない妊婦さんもいるのだとか・・・。

今は痛みも少ないので、普通に動けますが、後々のことを考えると不安で仕方ありません。また、今は主人と二人暮らしで、仕事(事務職)もしているため、どの程度の運動なら可能なのか具体的なところが分からず困っています。

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これだけではどこが痛いのか具体的には判らないので、正しい助言になるかどうか判りません。しかし、妊娠中に腰や恥骨結合の部分に痛みが出ることはかなりの頻度(50%くらい)でありますし、時には一時的ですが、壁をつたって、やっと歩けるくらいの強い痛みが出ることもあります。整形外科では、「骨盤輪不安定症候群」という名前で呼ばれることがありますが、その名前のように骨盤の骨の継ぎ目(恥骨結合と腸仙関節=左右の腸骨と仙骨の接合部:これは言葉では説明しにくいのです)が妊娠したことによって、少し緩み動くようになるために痛むのです。腹帯を少し低めに腰骨にかけてしっかり巻くこと、腰痛体操やストレッチをすることで八割り方よくなります。少し動けるようになったら水泳も有効な運動です。

2004-02-20T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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