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2002-02-01T00:00:00+0900 2002.02.01

Q.GBSの感染について

堀口先生、はじめまして。34週で下り物の検査をしたら、36週の検診の時に、GBSの+を告げられました。お医者さんの説明では、「妊婦の3割はこれを持っていて、そのうち1%の赤ちゃんがこれに感染する危険があります。分娩時に抗生物質を使うのと、出産後は赤ちゃんの経過観察のため、一週間入院してもらいます」といわれました。

Q1)あるマタニティ雑誌を読むと、お医者さんの言ってたデーターとは異なり、もっと少ないように書かれていましたが、統計の取り方に、絶対的なものはないということなのでしょうか?

Q2)破水をした場合、感染の危険性はもっと高くなるのでしょうか?

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1)1995年頃に関東周辺の産婦人科医療施設で、5505例の妊娠30週前後妊婦の調査をしたことがあります。膣のおりものの検査で、GBS(グループB溶血性連鎖状球菌)が陽性であった人は、1080例(19.6%)でした。この中から新生児への感染例は出ていません。以上が私たちの持っているデータです。2)新生児に感染した場合、重い全身感染を起こすことがあることから小児科の医師は強い関心を持っており、妊娠中にスクリーニング(全妊婦の検査)をすることを希望しています。3)GBSは研究段階で、現在分っているだけでも10のタイプがあり、それぞれの感染性・病原性等はまだ明らかにされていません。例えば妊娠30週で検査をして陽性になった場合、ここで治療しても、分娩までにまた新たな感染が起こる可能性があります。予定日近くに検査をすると、治療が完了しないうちに分娩になってしまう可能性もあるのです。4)感染は多くの場合分娩(娩出)の時に起こるので、この時には破水していますし、それが感染を成立させる原因です。しかし前期破水のように、破水してから生まれるまでの時間が長ければ、感染の機会は増加すると考えた方がよいのです。5)妊娠中の感染症の検査で、施設によって違いのあるものは次のようなものです。ATL,トキソプラズマ、サイトメガロウイルス、クラミジア、エイズ、風疹、C型肝炎、サルモネラなどです。お返事が遅くなってすみませんでした。こういった問題は、雑誌などで話題になっても、臨床の場でまだ取り上げられないものはたくさんあります。例えば、ダイオキシンが母乳にどれくらい含まれているかが問題になっていますが、実際に母乳中のダイオキシンを測定するには、一検体あたり20万円もかかってしまうので、測れないのです。

2002-02-01T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。現在はJR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)にて、女性のからだと心を両面からサポートしている。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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