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2002-12-27T00:00:00+0900 2002.12.27

Q.胎盤と赤ちゃんの関係

本日、7ヶ月健診に行ったところ、24週目に撮影した超音波検査で胎盤が子宮口の近くにあると言われました。赤ちゃんには、全く影響がなく、健康そのもの。胎動も激しく感じます。

担当医は、「33週までに胎盤が正常の位置に動けば、心配はない。今は、胎盤も移動する時期なので、赤ちゃんが健康であれば心配なし」と言っていますが、初めての子どもゆえ、特に心配です。本当に大丈夫なのでしょうか?

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●胎盤が動かなくとも経膣分娩できる可能性はある「33週までに胎盤が正常の位置に動けば、心配はない」と聞いたとありますが、もしも胎盤が動かなければ心配でしょうか?胎盤が子宮口をふさいでいる全前置胎盤の場合、帝王切開での出産となります。また、全前置胎盤あるいは部分前置胎盤でない場合には、原則的には経膣分娩が可能です。この場合にも出血が多くなると、その量を見ながら帝王切開の方が安全度が高いと判断される場合もあるわけです。●帝王切開も、安全なお産の手段のひとつ帝王切開では、麻酔をしたりお腹を切ったりで、「出血が少し多くなる時がある」、「麻酔のための血圧の低下や手術後の頭痛」、「入院期間が10~14日と長くなる」などはありますが心配はありません。ちなみに、現在日本での帝王切開は全分娩の10~20%に行なわれています。1年間の分娩数は110万ですから日本中では一年間に11万~22万件(一日に301~603件です!!)の帝王切開が行なわれているのです。

2002-12-27T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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