子どもと一緒に行く児童館やお買い物に行くスーパーなど、さまざまなところに「自動ドア」が設置されています。以下は消費者庁によせられた自動ドアによる事故の様子です。大けがをしなかったとしても、同じようにヒヤッとした経験はありませんか?
【ぶつかった事故】
「スーパーで、閉まりかけている自動ドアに向かって走っていき前額部を打撲した。出血し、前額部に骨膜に達する3cm程度の裂創あり(6歳)」
【挟まれた事故】
「自動ドア付近で遊んでいたらドアが閉まり、右手中指、薬指、小指を挟んで負傷したため受診。右手中指、薬指、小指に擦過創あり(3歳)」
ママ&パパが注意すること
〇ドアが開き切ったことを確認してから通行する⇒開きかけ、閉まりかけのときに通ると、ドアに接触することがあります。
〇ドアの間で立ち止まらない⇒ドアが閉まり挟まれる危険があります。
〇自動ドア付近で遊ばない⇒子どもは開いたり閉まったりするのをおもしろがることも。また、自動ドアの付近で遊びに夢中になることもあります。大人が注意しましょう。
〇自動ドアや戸袋にもたれかからない⇒急にドアが開いて、ドアと戸袋との隙間に手や衣服等が引き込まれる危険があります。
子どもが成長するのに合わせて、「自動ドアでしてはいけないこと、危ないこと」を教えてあげることも大切です。
知らぬ間に大人が危険を誘うケースも
母親が先にひとりで自動ドアを通ってしまったらどうなるでしょうか。後から子どもが急いで追いかけてきて、閉まりかけた自動ドアに挟まれる恐れがあります。閉まりかけたドアは、すぐには開きません。小さい子どもから目を離さないようにして、保護者は手をつないで通るように心がけましょう。
また、消費者庁では、「スイッチやドアの一部に触れることによって開くタイプのドアを、センサーの検知によりスイッチ等に触れることなくドアが開くタイプと誤認し、通行しようとしてドアにぶつかるケースもある」として注意を呼び掛けています。
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