これまで輸入品しかなかった液体ミルクですが、株式会社明治と江崎グリコ株式会社は「液体ミルクの製造に関わる承認を厚生労働大臣より2019年1月31日取得した」と発表しました。これから、消費者庁の許可も得る必要がありますが、早ければ今春にも「国産の液体ミルク」が発売される見通しです。
■承認概要
江崎グリコ株式会社/紙パック・125ml ・賞味期限6カ月
株式会社 明治/スチール缶・240ml・賞味期限1年
調乳いらずの液体ミルク
乳児用液体ミルクは、液状の人工乳を容器に密封したもので、常温での保存が可能です。栄養価も心配はありません。
▼使い方は?
液体ミルクは粉ミルクのように計量したり、沸騰させた水を人肌まで冷ましたりといった作業をする必要がありません。そのまま赤ちゃんに飲ませられるのが最大のメリットです。
海外の液体ミルクの中には、使い捨ての乳首を製品にはめて飲ませるものもありますが、国産の液体ミルクは、消毒済みの哺乳瓶に入れ替えて飲ませるタイプになるようです。
▼こんなときに使うと便利
・外出先で
粉ミルクを与えるときのように、熱湯や湯冷ましを入れた水筒を一緒に持ち運ぶ必要はありません。消毒済みの哺乳瓶と液体ミルクだけバックに入れれば大丈夫。
・夜の授乳に
夜中の授乳はママにとっては大変ですが、液体ミルクなら調乳の手間が省けます。
・調乳に慣れていないパパもOK!
調乳に失敗ということがないので、調乳にパパやおじいちゃん、おばあちゃんにも頼みやすくなりそうです。
・万が一の災害に備えて
常温で保存できるので、災害時の備蓄としても重宝しそうです。賞味期限には気を付けましょう。消毒不要の使い捨て哺乳瓶も一生に用意しておけば、水やお湯が使えないときでも安心です。
いつごろ発売?
はっきりとした日にちは分かっていませんが、今春の発売が期待されています。価格も含めて、今後の液体ミルクのニュースが気になるところです。
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