みなさんは、エアコンや電子レンジなどの家電の清掃や点検をしていますか? 調子が悪いと気付いているのに、修理せずに使い続けていませんか? 清掃・点検・修理を怠り、長い間使い続けていると、火災などの思わぬ事故につながることがあります。子どもにまで被害がおよぶこともあるので気を付けましょう。
こんな使い方は危険
清掃や点検をしていても、間違った使い方をしているかもしれません。事故を防ぐためにも、定期的に説明書を読み返すといいですね。以下は危険な使い方の例です。
▼冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、トースター
・上に物を置いている
・プラグのほこりを掃除しない
・コードを束ねたまま使っている
・汚れたまま使っている
⇒「使用中の電子レンジから異臭がして、扉の一部が焦げた」という事故が2015年に起きています。庫内に食べ物の汚れが付着していたため、汚れに電波が集中して炭化し、発火したのが原因です。
▼電気カーペット、マット
・異臭、異音、たたみじわがある、
・コードを束ねたまま使用している
・保温性の高い座布団等と一緒に使っている
⇒「通電中のミニマット(電気マット)付近から火が出てて、周辺が焼けた」という事故が2015年に起きています。ミニマット(電気マット)の上に、布製のペット用ベッドを置いていたため、局部的に加熱して焦げたことが原因です。
▼ドライヤー
・異臭、異音があるのにそのまま使っている
・コードのねじれ断線がある
・コードを束ねたまま使用している
⇒「ヘアドライヤーの電源コード付近から火花が出て、衣類とカーペットの一部が焦げ、子どもが足にやけどをおった」という事故が2015年に起きています。電源コードを本体に巻き付けるなど、コードがよじれるような使い方をしていたため、断線して火花が出たものです。
(参考・NITE/製品事故から身を守るために<身・守りハンドブック 2016>)
経済産業省のHP「おうちのチェックリスト」でも確認してみましょう。
リコール情報もチェック
リコールや自主回収等の知らせがあった製品を使用し続けて、出火したり、けがをしたりすることもあります。リコール情報の中には、有名なキャラクターのおもちゃ、スマホやタブレットも。
家にある製品にリコールが行われていたり、注意喚起が出されているものがないか確認してみましょう。
消費者庁のHPには「重大事故が多発しているリコール製品」の特集も組まれているので、定期的にチェックすることをおすすめします。
合わせて読みたい ■NITE 製品事故から身を守るために<身・守りハンドブック 2016> ■経済産業省 おうちのチェックリスト ■消費者庁 リコール情報 |