偏食の多い子の食事のくふう(へんしょくのおおいこのしょくじのくふう)

まずは代替食品でカバーする


 大人でも多少の好き嫌いがあるように、子どもにも好き嫌いはあって当然。それも個性と考えるのが最近の傾向です。いまは食品が豊かにあるので、たとえピーマンが嫌いでも、ほかの食品でビタミンCを補うことが可能です。まずは代替食品をとることで、栄養がかたよらないようにくふうしましょう。

偏食が多すぎると将来、不都合に


 食事を栄養面だけでなく、人生を豊かにするという観点でとらえると、偏食が多い子は将来、食事がつまらないものになるかもしれません。偏食が多ければ、まず、親自身が偏食がないかどうかふり返ってみましょう。そして、子どもが嫌いでも、その食品を食卓にだしていくことが大事です。嗜好は変わるので、食べられる日がくる可能性は大です。

くふう1・すりつぶす


 見ただけで口にしないほど嫌いなものは、すりつぶして、ほかの食品に混ぜます。あとで「○○が入ってたのよ。食べられたね」と自信をつけさせてあげます。

メニュー例

カレーやシチューに嫌いな野菜をすりつぶして入れます。ポタージュやミネストローネなどのスープに入れたり、果物といっしょにジュースにするのもいいでしょう。

くふう2・包んで隠す


 見た目をわからなくするもう1つの方法は、オムレツのようになにかで包んでしまうことです。ただし、具が見えたときに、はじいてしまうほど嫌いなら、すりつぶすなどのくふうを。

メニュー例

オムレツ、オムライス、ロールキャベツ、ギョーザ、春巻など。にが手なものをレタスで包んでひと口大にし、手で持って食べさせるのも方法。

くふう3・細かく刻む


 すりつぶしたり、隠すほど嫌いでなければ、細かく刻んで混ぜ込みます。ハンバーグなど、子どもの好きな料理であれば、気がついても食べられるでしょう。

メニュー例

ハンバーグ、ミートボール、つくねなどに、にが手なものを細かく刻んで入れます。チャーハンや焼きそばの具にしたり、スパゲッティのソースに入れるのもいいでしょう。

くふう4・味つけをくふうする


 そんなに嫌いなものでなければ、大好きなカレー味というだけで食べられることもあります。カレーは食品のにおいを消すのにも有効です。

メニュー例

イワシなどにカレー粉をまぶして揚げます。野菜はクリーム煮やケチャップ煮にしてじっくり煮込みます。揚げた野菜にケチャップとウースターソースをかけるなど味つけのくふうを。

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