検査を受けるとき(けんさをうけるとき)

図「無題」

検査はより精密な情報収集のために行われます


 検査は、医師が診察だけでは情報不足だと判断したときに行います。
 一般には、①病気を確定する場合(たとえば、肺炎と予想しているのを胸部X線写真で確定するなど)、②病気の原因を調べる場合(たとえば、腸炎とわかっているが、その原因菌を調べるなど)、③病気の重さや進行具合を判定する場合(たとえば、気管支ぜんそくで呼吸機能を検査するなど)、④治療効果を判定する場合に行います。
 検査というと、すぐ重病ではないかと心配しがちですが、そうとはかぎりません。異常がないことを確かめるため、念のために検査を行うこともよくあります。

検査の前に確認しておくことと準備しておくこと


 検査をする場合、事前に説明があります。心配をかかえたまま受けると、子どもにも不安を与えます。気になることは遠慮なく聞いておきましょう。
 ①その検査がなぜ必要で、その結果、なにがわかるのか、②どんなことをするのか(簡単かむずかしいか、苦痛や危険はあるかなど)、③すぐするのか、予約をとるのか、④なにか準備が必要か(たとえば消化管の検査で、事前に食事を抜くなど)、⑤そばで見ていられるかどうか、といった項目は確認しておきたいことです。
 血液、尿、レントゲン、超音波などの簡単な検査はすぐ行います。頭をぶつけたなど、緊急を要する場合にもすぐ行います。後日あらためて行う検査は、予約が必要なもの、食後ではだめなもの、鎮静が必要なもの(鎮静剤を投与する)、入院するものなどです。
 その施設でできないものに関しては、大きい病院を紹介されることがあります。

検査後は過剰に心配しないで結果を待ちましょう


 検査を受けたからといって、かならずしも重病であるとはかぎりません。検査後は、いつもどおりに子どもに接して結果を待ちましょう。親の深刻なようすは子どもに影響し、本人を不安にさせてしまうからです。

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