先天性鼻涙管閉塞(せんてんせいびるいかんへいそく)

どんな病気?


目から鼻への涙のとおり道が開通していないため、涙がでる症状が生後すぐに現れる病気です。

症状


涙は涙腺から分泌され、目を潤して大部分は蒸発し、一部が涙点に排出されて涙嚢にためられ、鼻涙管などをとおって鼻腔に排出されます図「涙がでるしくみ」鼻涙管は、ふつう胎生6~7か月ぐらいで鼻腔に開通しますが、生まれてからも閉塞している場合を先天性鼻涙管閉塞といいます。涙が鼻腔に流れないので、生後すぐから涙や目やにがでるなどの症状が続きます。
 細菌が感染すると、涙嚢炎を合併して、涙点から膿がでることもあります(「急性涙嚢炎」)。

治療


①自然開口をうながすため、抗生物質の点眼後に涙嚢部をマッサージします。1か月ぐらいで症状が改善しなければ、②涙道ブジーという細い針金状の器具を使って、鼻涙管を鼻腔に開通させる治療をします。③生後3か月をすぎると、治療に対して子どもの抵抗が強くなるので、できるだけそれまでに開口させておくほうが安全です。

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