食中毒から子どもを守るために大切なこと

  • 2016-05-31 10:00
  • 一般公開
  • テーマ:健康管理
例年にない真夏日が続いた5月も今日で終わりですね。梅雨もすぐそこにきています。

梅雨といえば、とくに食中毒が多くなる季節。乳幼児が食中毒にかかれば、大人よりずっと重症化しやすいことは、皆さんご存知のとおりです。小さなお子さんを持つお母さんがたは、いつにもまして注意を払う時期ではないでしょうか。

とはいえ、家庭には冷蔵庫があり、市販の食べ物には防腐剤が入り、ほとんどの食品に賞味期限が表示されている今。便利になった分だけ、昔に比べると「食中毒」を家庭で起こさないという意識が、少しずつ薄らいでいるようにも感じます。

だからこそ食中毒を防ぐための大原則を忘れずに。今月はそんな振り返りをしたいと思います。

食中毒を防ぐための三原則は、菌をつけない、増やさない、やっつけるなどとよく言われます。

食品の保存に注意したり、除菌や十分な加熱を心がけたりすることはもちろんのこと、まずは、菌を食品につけないよう、しっかりと手洗いをすることを忘れないでほしいと思います。

ところが、この「手洗い」。自分の手であるだけに、思いの外簡単に済ませてはいないでしょうか。「さっと水で手を洗っただけ」「台所洗剤で、洗いものついでに自分の手を洗ったつもり」はNGです。

ぜひ台所には、「自分専用の固形せっけん」と除菌用のアルコールスプレーを用意してください。調理の前はもちろんのこと、生肉・生魚・卵などを触ったら、かならずその石鹸で手を洗うようにします。調理中に生ゴミやゴミ箱にさわったり、おむつを交換したりしたときなどは、言わずもがなです。

また、野菜などに付着した土にも気をつけてください。泥のなかには雑菌が多く含まれています。土を洗い落としたその手で、そのままうっかり野菜を盛り付けたりしないでくださいね。

それから、冷蔵庫を過信しないことが大事。冷蔵庫は食中毒を守るための万能庫ではありません。そして、食品を一時保存する容器やお弁当箱にも十分な配慮が必要です。

妊婦水泳やベビースイミングのレッスンの後、私が生徒さんと一緒に食事を囲むために持参してきたおかずの数々。それを詰めるお弁当箱や容器を、毎回、念入りに除菌・殺菌するのを心がけてきたことは言うまでもありません。

「食べ物は、直接、口から体のなかに入るもの。頭を使って調理し、与える」

当たり前のことですが、日々忘れてはならない大切なことです。小さな子どもは自分の口に入るものが安全かどうかの判断ができません。

手洗いの方法は、この情報が参考になりますよ。自信のない方は、ぜひ一度確認してください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
農林水産省ホームページ「食中毒から身を守るには」〜正しい手の洗い方〜

いいね
  • 3兄弟の家
もっと見る

コメント

    みんなのコメントをもっと見る
    powerd by babycome