赤ちゃんの泣き顔には

秋も深まってきました。
秋の夕暮れはどこか物悲しく、赤ちゃんの黄昏れ泣きも頻繁だと感じる人は多いのではないでしょうか。

不思議なもので、カンガルークラブでも１人の赤ちゃんがぐずりだすと、それにつられて何人ももらい泣きすることがあります。そんなときには、みんなで拍手をするだけで、赤ちゃんたちは何らかの反応を見せるもの。すかさず次に手遊びをしながら私は歌を歌います。さらにピアノの伴奏に合わせてみんなで歌を歌うともう、全員が泣き止んでしまうから不思議。

歌っているとき、しかめっ面をしている人はいませんよね。赤ちゃんは歌っているお母さんが大好きです。親の心がリラックスしているときは、赤ちゃんの心もリラックスするのでしょう。

この事実があるからこそ、私はベビースイミングでも積極的に歌を取り入れてきました。赤ちゃんとお母さんが水の中で、体の動きにあわせながら、歌うことでベビースイミングがさらに楽しいものになります。

お母さんが一緒に歌えるような季節感のある歌を、恥ずかしがらずに大きな声で歌ってみましょう。秋にふさわしい歌はたくさんあります。お母さんと赤ちゃんが歌を通じて心を通わせる、素敵なひとときをすごしてください。泣き顔もいつか笑顔に変わりますよ。