このコーナーではマタニティビクスをはじめとする妊婦さんの運動あれこれをご紹介します。

Q:マタニティビクスは体重管理に効果的?
A:妊娠中の体重管理には、皆さんずい分気を使っていらっしゃると思います。お医者様が体重管理の事を厳しくおっしゃるには理由があります。妊娠中の肥り過ぎは、出産や赤ちゃんにとっても、良くない事が多いからです。マタニティビクスの効果の中で最も重要な1つに、過剰な体重増加の防止があります。音楽にあわせて動く楽しい運動で汗を流すので、楽に運動効果が得られるのです。
マタニティビクスで適正な体重を心がけましょう。
≪妊娠中の太りすぎ≫ 要注意にはこんな理由があります。
1.血液循環が悪くなる
血液循環が悪いと、酸素がからだのすみずみまで充分にいきわたりにくく疲れやすくなります。 また、足がむくんだり、静脈瘤が出やすくなったりします。
2.筋力や体力が落ちる
お産は体力が必要です。筋肉が弱くなると、上手にいきめなかったり途中で体力がなくなってしまうとお産の時間が長引いてしまうこともあります。
3.産道が狭くなる
赤ちゃんの通り道になる産道が脂肪のためにせばめられるとお産がスムーズに進まないこともあります。
4.妊娠高血圧症にかかりやすくなる
心臓に負担がかかり、血圧が上がるなど妊娠中毒症は肥満が先行して起こる場合が大変多く、妊娠中毒症になると胎児の発育が遅れたり、早産が起りやすくなります。
5.胎児が大きくなりすぎる
糖尿病を合併している肥満は、おなかの中の赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になることがあります。

Q:理想的な体重増加はどのくらい?
A:妊娠前の体重によって理想体重は変わってきます。もともと標準体重の方は8kgくらいの体重増加が理想的です。またやせすぎだった方は、まず標準体重まで太って体力を蓄えてから、太りすぎの方は増えすぎないように気をつけてください。
理想的な妊娠体重を計算してみましょう!
理想体重の計算式
(身長?100)×0.9+8kg=理想体重

Q:太り過ぎないように運動を始めたい。でもどんな運動をしたらいいの?
A:肥り過ぎ防止にはエアロビックな運動(有酸素運動)を定期的(週に3?5回)に行うと効果的です。エアロビックな運動とは酸素をたくさん体に取り入れながら行う運動で脂肪燃焼効果が高く、心肺機能が良くなり、筋肉の持久力もついてくるので妊婦さんには最適です。
こんな運動がGood
妊婦さんに適したエアロビックな運動は、・マタニティビクス・マタニティウォーキング・マタニティアクアビクス・マタニティスイミングなどです。
こんな運動はDon't
妊婦さんに適していない運動は、瞬発力を必要とするもの・転倒やケガを起こしやすいもの・運動の強度が一定していないもの・衝撃が強すぎるもの・勝敗やポジションがあるスポーツなどです。

ウォーキング

マタニティアクアビクス

マタニティビクス