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山本智美:助産師日記
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【第1回】助産婦のイメージって?

山本智美:助産師日記

助産婦の山本智美さんによるコラムです。毎回、助産婦や看護婦、受胎調節士など、妊婦さんや子育て中のママたちを応援している方々が登場します。お楽しみに。

はじめまして、助産婦です。

えっ若い産婆?と思う方もいらっしゃいますが、私は300人以上の赤ちゃんを取り上げている助産婦なのです。 結婚していますがまだ子供には恵まれず、今のところ妊婦さん・産婦さん、赤ちゃんたちとかかわることで幸せを感じています。

ところで、助産婦ってどんなイメージでしょうか。「トリアゲババ」のイメージが強いと思いますが、助産婦は妊娠から育児までみなさんの身近にいる存在なのです。お産につき合い、妊娠中の心配ごとや育児のアドバイスなど様々な役割をもっています。時にはみなさんが言えないことを医者に聞いたり、共にお産や育児に向かう味方です。そんな立場からベビカムのみなさんのお役に立てたらと思っています。

最近お産は「おまかせするお産」から「主体的なお産」に変わってきています。自分らしく産むという特集なども、本や雑誌にありますよね。しかし実際、自分のこととして考えると「じゃ、私はどこでどのように産むのか?」と探 し悩んでいる方も少なくありません。

お産は十人十色でいろいろなやり方があって、だからこそ病院も医者も助産婦も多少違ってきます。情報が氾濫している中で、本や雑誌に書いてあったから全てそのようになっているとは限りません。一方的な情報が多いのでしょう。自分に合う場所・方法を探したくてもなかなか探せなかったり、口コミでいいと言われても自分には合わなかったり…そんなこともあるようです。

生涯のうち1回か2回の体験だからこそ楽しく満足のいくいい体験にして、育児にスタートしたいものです。そのためには自分の思っていること・漠然としていることでもいいから声を出していきましょう!1人で悩んでいないで身近な助産婦や医者を活用してください。自分だけが…と思っていることが、実は周りの人も同じように考えていたり悩んでいたりすることもあるのです。

私は助産婦であって、先生ではありません。

私は専門書に書いていることが、みなさんとおつき合いしていく中で「いや違うぞ」と思ったり、みなさんから教えられることが数知れずありました。だから先生ではなく、共に歩み、話し合える存在だと信じています。これから、自分が感じる体験を大切にし、自分に合う方法を見つけていきましょう!そのためにはみなさんは自分のからだを知ること・感じとる力をつける ことが始まりだと思います。私は、私の持てるだけの知識と技術・知り得る情報とネットワークを提供したいと思っています(がんばりすぎると長続きしませんが)。

今後このコーナーは、みなさんの相談や悩みなどを中心に、自由なコーナーにしたいと思っています。助産婦をはじめ、いろいろな場所のサポーターたちが登場していきますので、この場を通じてどんどん身近な相談相手をみつけてください。

ベビカムでもメンバーとして参加していますので、インターネット上でみなさんと意見交換できることを楽しみにしています。

(2003.9/26)

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