「現在妊娠中です。最近2歳の娘が私のことをいやがっているみたいなんです。抱っこしあげると言ってもいやがります。もっと小さい時は、最終的には私でなくてはだめだったのに…。これって親離れでしょうか。私のことが嫌いになったのでしょうか? 2歳の子どもにとって、母親とはいったい何なのでしょうか?」ママからこんな相談を受けました。
たとえば、夫がある日突然、かわいい女の人を家に連れて来て、この人はとっても優しくていい人だから、今日から3人で友好的に暮らそう、と言ったらあなたどうします? 3歳までの子どもにとって母親の妊娠はこのくらい大変なことなんです! 母親の自分に向ける関心がほかへいっていることを子どもはちゃんとわかっているのね。親離れ? そんなんじゃありませんよ。むしろ、お母さんの方がまだ大人になりきれていないんじゃないかしら。子育てって、見返りを期待するものじゃなくて、一方的に与えつづけるもの。子どもの欠点から何から、ぜ?んぶ包み込む、それが母親というもの、それが母親になるということよ。
まごはやさしい
今回のテーマは「や」さい
今回は、「ごぼう」と「キャベツ」を取り上げます。
「ごぼう」は10世紀以前に、中国から薬草として渡来したといわれていますが、これを栽培し、食用にしているのは世界中で日本だけとか。低カロリーで食物繊維の王様、腸内掃除の名人です。便秘がちな妊婦さんにはぜひ食べてほしい食材です。「キャベツ」には、ビタミンCも多いのですが、特徴的なのはビタミンU。胃や十二指腸の潰瘍を治す働きがあり、これを主成分とする胃腸薬でもおなじみですね。
旬の新ごぼうと春キャベツを使ってできる簡単レシピをご紹介します!
緑黄色野菜のコールスロー
<材料>
キャベツ 500g
にんじん 50g
たまねぎ 100g
酢 1/2カップ
サラダ油 1/3カップ
さとう 5g
1 主役のキャベツは芯も捨てずに、付け合わせにする程度のせん切りにし、水にさらします。
2 にんじん、玉ねぎは細い千切りにし、大さじ3杯程度の塩でよくもみ、しぼってボールに入れます。
3 ここに酢、サラダ油、砂糖を加えて手でかき回します。
4 さらに、水気をよく切ったキャベツを加えて揉むようにしてつけ、重しをして30分でできあがり!
冷蔵庫で2、3日は保存できます。サンドイッチの具にしてもおいしいですよ。
ごぼうとコーンのサラダ
<材料>2人分
ごぼう100g
酢 少々
ホールコーンの缶詰 大さじ4
パセリみじん切り
(ドレッシング)
酢 大さじ1、サラダ油 大さじ2、塩 小さじ1/2、はちみつ 小さじ1/2、コショウ 少々
1 ごぼうは皮をこそげて洗い、3cm位の長さのささがきにして、水にさらしておきます。3?4分さっと茹でたらお湯を切り、酢をまぶして下味をつけておきます。
2 ボールにドレッシングの材料を合わせてよく混ぜ、酢をよく絞ったごぼうにコーンを加えて和えます。器に盛り、パセリのみじん切りを散らしてできあがり!
(2006.05)