足の静脈は負担が大きく、血液の逆流を防ぐ弁がうまくはたらかなくなることがあります。これが下肢静脈瘤です。足が重い、痛むなどの初期症状のあと、静脈が浮き出てうねうねと盛り上がります。女性の静脈瘤の発症率は男性の約3倍で、とくに妊娠すると発症しやすくなります。
治療法は三つあります。手術は静脈の支流にあたる表在静脈に対して行うので、血液循環に支障がでることはありません。
(1) 静脈抜去術 手術で患部の静脈を取り除きます。全身麻酔か腰椎麻酔を行い、約1週間の入院が必要です。
(2) 硬化療法 硬化剤を患部の静脈に注入し、人工的に患部の静脈を閉塞させます。外来で治療でき、歩いて帰れます。
(3) 高位結紮法 硬化療法だけでは閉塞できない場合、静脈の根元をしばってから硬化剤を注入します。足のつけ根かひざのうしろを小さく切開しますが、入院は不要です。
日本ではおもに血管外科が治療を行っていますが、見た目を気にして受診する患者さんが多いことから、積極的に下肢静脈瘤の治療に取りくむ形成外科医がふえています。
治療法は三つあります。手術は静脈の支流にあたる表在静脈に対して行うので、血液循環に支障がでることはありません。
日本ではおもに血管外科が治療を行っていますが、見た目を気にして受診する患者さんが多いことから、積極的に下肢静脈瘤の治療に取りくむ形成外科医がふえています。
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