どんな病気?
小さな水疱が皮膚に集まった状態をヘルペスといいます。
単純疱疹ウイルスの感染によって起こる病気で、感染症にしてはめずらしく、たびたび再発するのが特徴です。
これは、治ったあともウイルスが体内にひそみ、かぜや胃腸障害、紫外線、疲労、ストレスなどで免疫力が落ちると再び活動をはじめるからです。
症状
初感染のときは、症状が強くでます。1~2mmの水疱が目のまわり、口もと、口の中、外陰部などに多数できます。口の中のものはただれて痛みます。高熱やリンパ節の腫れもみられます。やがて水疱は破れてかさぶたとなり、治るのに2週間程度かかります。水疱が出て4日めくらいまでは、患部にふれると人にうつります。
再発した場合は、初感染より症状が軽く、1週間ほどで治ります。
アトピー性皮膚炎にこのウイルスが感染すると、重症化してカポジ水痘症(単純疱疹ウイルスが、アトピー性皮膚炎のような皮膚のバリア機能が低下している人に感染して起こり、小水疱が密集して広範囲に広がります。乳幼児だけでなく最近では成人にもよくみられます)になるので要注意です。
治療
抗ウイルス剤の外用および内服を行います。重症の場合は入院して抗ウイルス剤の点滴をします。目の周囲のものは、角膜への感染予防のため眼科を受診します。再発を確実に予防する方法はありません。
あなたへのひとこと
顔や口もとにできているときは、ほおずりやキスは厳禁。外陰部にできた場合もセックスでうつります。セックスは、水疱が乾いて痛みが消えるまでひかえましょう。
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