無毛症(むもうしょう)

症状・原因


 本来、毛が生えるべきところに、毛が生えていない状態を無毛症といいます。生まれつきの先天的な病気です。毛がほんの少ししか生えない乏毛症も、広い意味でこのなかに含まれます。
 無毛症で比較的多いのは、陰部にみられる外陰部無毛症です。陰毛は男性ホルモンのアンドロゲンの影響を強く受けます。ふつう女性では逆三角形に生えますが、このホルモンが欠乏すると、まったく生えないか、生えてもうぶ毛程度で、ほんのわずかです。

治療


 アンドロゲン(男性ホルモン)を含む軟膏を塗って、性毛の発育をうながします。陰毛は人によって濃い薄いの個人差があります。月経が順調であれば放置してもかまいませんが、気になるようなら植毛術を試みます。

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