どんな病気?
汗をかくことで、わきの下が不快なにおいを放つ病気です。
症状
わきの下にはアポクリン汗腺という汗を分泌する腺がありますが、思春期ごろになると、そこからの発汗がさかんになってきます。
汗そのものは本来無臭なのですが、皮膚表面に常在する細菌が汗を分解し、汗に含まれる脂質と混じりあって、刺激性の臭気を放つものです。
とくにわきの下は、毛が密集して湿度が高いので、汗をかいてそのままにしておくと、細菌が繁殖しやすく、その結果においも強くなります。
原因
わきがは子どもや高齢者にはみられません。代謝のさかんな思春期になるにつれて、アポクリン汗腺が発達して大きくなり、その数もふえてきて、活発に活動をはじめるのです。
治療
まずは汗対策です。わき毛を脱毛して、いつもわきの下の清潔と乾燥を心がけましょう。毎日の入浴の際には石けんでよく洗い、肌着も毎日取り替えます。通気性のよい衣服を選び、汗をかいたらそのままにしないで、外出先でもそのつど汗をふき取るようにしましょう。市販の制汗剤をスプレーするのも効果があります。
それでも症状が強い場合は、皮膚科か形成外科で、アポクリン汗腺を皮膚ごと取り除く手術を行います。しかし、これは手術あとが残るのが難点です。
そのほか、電気分解で毛根とその付近にあるアポクリン汗腺を焼き切る方法もありますが、これは不確実です。
いずれにしても、専門医とよく相談して、手術の決断は慎重にすべきです。
あなたへのひとこと
においはないのに、あると思い込み悩む人もいます(自己臭恐怖と醜形恐怖)。においの有無を家族に確かめてみることです。香辛料やアルコールは症状を強くするので要注意。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。