症状
境界がはっきりした、たいらで盛り上がりのない茶褐色のあざで、形や大きさはさまざまです。
生まれたときからみられるものと、思春期前後に前胸部、肩甲部、上腕、腰や尻、太腿などに現れるタイプがあります。思春期性のものは、あざの表面にかたい毛が生えていることが多く、ベッカー母斑と呼ばれています。どちらも自然には消えませんが、悪性化する心配はありません。
なお、扁平母斑と似ているあざにカフェオレ斑があります。ミルクコーヒー色(カフェオレ)のあざが出生時あるいは乳児期に6個以上みられる場合は、難病のレックリングハウゼン病(10歳代後半ごろに神経線維腫という皮膚腫瘍が多発する病気で、皮膚にかぎらず手足や脊柱が変形することもあります。優性遺伝ですが、突然変異で起こることもあります)が疑われます。日本人の場合、扁平母斑と同じ色なので、よく観察して、疑わしいときは、早めに皮膚科の専門医を受診してください。
治療
レーザー治療(あざ・ほくろ)がもっとも有効です。しかし、それによって、色が薄くなる場合と、逆に濃くなる場合もあるので、医師と十分に話しあって決めます。再発する率も高いので根気よく治療をつづけてください。
あなたへのひとこと
小さいあざや色が薄い場合は、無理に治療をしなくても、あざをカバーする化粧法のカバーマークなどで目立たなくなります。
扁平母斑(茶あざ)についてもっと知る
子どもの母斑(あざ)ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。