点鼻薬が鼻炎を悪化させる?(てんびやくがびえんをあっかさせる)

 鼻づまりのときに便利な、鼻にさす薬に点鼻薬があります。市販のものは血管収縮剤ですが、鼻の粘膜にある血管を収縮させて腫れをひかせ、鼻の通りをよくしてくれます。
 ところが、点鼻薬をひんぱんに長期間使うと、鼻の粘膜はスプレーをする前より腫れてきて、もっとひんぱんに点鼻薬を使いたくなるという悪循環を生み、かえって鼻炎を悪化させてしまいます。薬物性鼻炎といって、点鼻薬の乱用による鼻炎があるくらいです。
 しかし、悪いのは点鼻薬ではなくて、その使い方に問題があるのです。使用回数は1日3回以内、使う期間は3~4日以内にしましょう。医師の指導のもとに使う点鼻薬は安全ですし、とくに、アレルギー性鼻炎(鼻過敏症)に用いられる副腎皮質ホルモンの点鼻薬は、副作用の心配も少なく、苦しい鼻の症状の軽減に効果的です。

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