涙嚢炎(るいのうえん)

どんな病気?


 涙嚢(涙をためておく袋)に細菌などが感染し、炎症が起こる病気です。炎症が長期間つづく慢性の場合と、まわりの組織に炎症がおよぶ急性の場合があります。

症状


 鼻と目のあいだ(鼻根部)が赤く腫れ、目やにが出る、涙がとまらないなどの症状が現れます。
 急性涙嚢炎では、ほおの筋肉に炎症がおよび、蜂窩織炎蜂巣炎)という状態になり、強い痛みをともないます。
 蜂窩織炎(蜂巣炎)は、皮膚の深いところに広がる感染症で、熱感や痛みをともないます。安静にして、抗生物質の内服や注射で治療しますが、重傷の場合は切開し、膿を出すこともあります。

治療


 抗生物質の点眼、涙嚢の洗浄などが行われます。急性涙嚢炎では、抗菌剤の全身投与が必要です。長期にわたって涙嚢炎の状態がつづく場合は、手術が必要になることもあります。

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