白内障(白そこひ)(はくないしょうしろそこひ)

どんな病気?


 水晶体ににごりが生じ、視力が低下してくる病気です。

症状


 はじめはまぶしい、目がかすむ、明るいところで見えにくいと感じているうちに、視力が低下してきます。

原因


 先天性の場合や、ぶどう膜炎などの目の病気、糖尿病などの全身の病気やけがなどが原因で起こることもありますが、多くは、加齢によって水晶体がにごってきて起こるものです。

治療


 進行を予防するためには、抗酸化剤の点眼などを行います。進行した場合は、混濁した水晶体の外側の袋を残したまま、小さな切開から中身だけを吸引して除去し、折りたたんだ眼内レンズを挿入する手術を行います。この手術はほかの病気がなければ局所麻酔で10~30分ほど。最近は日帰りで受けられるケースもふえています。手術直後は充血、目やになどの症状がありますが、1~2週間ぐらいでなくなります。

あなたへのひとこと


 高齢者の場合、白内障が進んで、見えにくくなっても受診せず、結果的に失明にいたるケースもあります。仕事や家事の能率が落ちた、運転免許を更新するなど、生活上不便や必要性を感じたら、手術を受けましょう。
 また、進行していたり、糖尿病が原因のとき、緑内障の手術を受けるときなど、医師のほうから白内障の手術をすすめられることもあります。
 眼内レンズは、水晶体のようにピントを調節する機能はないため、手術後にメガネで調節する場合もあります。
 手術後は、生活上の注意や点眼薬の使用法などを守り、視力が低下するなどの症状に気づいたら受診しましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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