慢性甲状腺炎の人は昆布に要注意(まんせいこうじょうせんのひとはこんぶにようちゅうい)

 甲状腺ホルモンの原料はヨードです。ヨードは海藻などに多く含まれるミネラルですが、慢性甲状腺炎の人はヨードを大量にとると、甲状腺ホルモンの合成や分泌が悪化します。
 健康な人でも1日のヨード必要量は0.1~0.2mgと、かなり少量です。ところが昆布には1g中2~4mgも含まれています。健康な人は昆布をたくさん食べても問題ありませんが、慢性甲状腺炎の人はひかえるようにしましょう。昆布だしにもヨードが多いので要注意です。ほかに、ヒジキ、ワカメ、のり、寒天、魚のタラ、うがい薬などにもヨードは含まれていますが、昆布ほど多くありません。神経質になる必要はありませんが、心配なときは医師に相談を。
 ちなみにわかめ、のり、寒天は1g中約0.1~0.2mg、ヒジキは1g中約0.2~0.4mgのヨードを含んでいます。

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