腹壁ヘルニア(ふくへきへるにあ)

どんな病気?


 開腹手術のときは、まず筋肉を縫い合わせてから皮膚を縫合しますが、筋肉の部分が十分につかなかったり筋肉組織が弱いと、腹圧がかかることで皮下に腸が脱出してきます。この状態を腹壁ヘルニアといいます。

症状


 開腹手術後の傷がふくらんできます。手で押すと腸が腹腔内にもどり、ふくらみが消えます。腹痛を感じることもありますが、自覚症状がないのがふつうです。腸がもどらなくなる嵌頓ヘルニアを引き起こすと、はげしい痛みをともない、放置すると腸が壊死して生命にかかわります。

治療


 手術で治します。

あなたへのひとこと


 肥満した女性に多くみられます。帝王切開や虫垂炎の手術の傷など、下腹部の傷あとがふくらんできたら早めに受診します。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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