空気嚥下症(くうきえんげしょう)

どんな病気?


 食事をしているあいだに多少、空気を飲み込むことがあります。飲み込んだ空気がたまってくれば、無意識のうちにげっぷとして吐き出したり、腸のほうに移動して、おなかが張ったり、放屁したりという反応が起こります。ところが、食事以外にも空気を飲み込む習慣の人がいて、飲み込んだ空気が胃や腸にたまることがあり、これを空気嚥下症と呼びます。早食い、がぶ飲みをする人、口呼吸の多い人、唾液を飲み込む癖のある人などにみられます。

症状


 おなかが張った感じ、圧迫感、左腹部の痛み、しゃっくりなどがおもな症状で、いちばん多いのはよくげっぷをすることです。胃や腸にたまった空気が左横隔膜を圧迫するので、ときに動悸や息切れなどの症状がみられ、心臓病とまちがわれることもあります。

治療


 診断がついたら、この病気のことをよく理解し、不安や緊張をやわらげ、原因と思われる癖をなくすように心がけます。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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