ふえている胃・食道逆流症(ふえているいしょくどうぎゃくりゅうしょう)

 胃・食道逆流症といえば消化器の病気と考えますが、じつは胃の噴門部が弱くなって、胃酸が逆流してくることによって、胃や食道だけでなく、のどや咽頭まで荒らされている状態です。これが咽喉頭異常感症の原因となっていることがあります。
 さらに、逆流してきた胃酸が、咽頭に出入り口のある耳管にまで達して、障害を起こしたり、さらに症状がすすんで、滲出性中耳炎の原因になっている場合もあります。
 寝る前に飲食すると胃酸が逆流しやすいので、就寝直前の飲食・飲酒はつつしみましょう。
 赤ちゃんの寝ながらの授乳が、滲出性中耳炎の原因になっていることもあります。寝ながら飲んでいると、げっぷとなってもどってきたミルクや胃酸によって中耳炎が引き起こされるからです。抱いて授乳しましょう。

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