女性が知っておきたい正しい尿検査の受け方(じょせいがしっておきたいただしいにょうけんさのうけかた)

 尿検査で尿を採取するとき、女性の場合、とくに注意する点があります。
 月経中に尿をとると、血液が混じったり、ふだんでも無造作に尿をとると、尿中におりものなどが混入します。その結果「白血球が混じった尿」と判定され、腎盂腎炎や膀胱炎(尿路感染症)と誤診されてしまうことがあります。
 正確な診断には「中間尿」の採取が必要です。これは、最初の出はじめの尿を捨て、中間の尿をとる方法です。
 まず、尿をとる前にトイレットペーパーで陰部をよくふきます。そして少し排尿してから、途中の尿をコップで受け止めます。滅菌された採尿コップに、手のバイ菌をつけないように注意しましょう。
 また、泌尿器科を受診する際は、尿検査のために、出かける前に水分を十分に摂取して、ある程度膀胱に尿がたまった状態にしておきます。なお、どの科でも、尿検査を受けるときは中間尿をとるようにします。

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