先天性心疾患の重症度(せんてんせいしんしっかんのじゅうしょうど)

 生まれつき心臓に欠陥のある先天性心疾患のうち、多いのはつぎの4疾患です。
心室中隔欠損 心室の中隔にあながあき、左心室から右心室へ動脈血の一部が流れ込みます。3歳ころまでに自然にあながふさがることもあり、経過をみることも。
心房中隔欠損 心房の中隔にあながあき、左心房から右心房へ動脈血の一部が流れ込みます。症状がでにくく、就学時健診などで発見されたりします。手術をすることのほか、7~8歳で自然にあながふさがることもあり、症状がなければ経過をみます。
肺動脈弁狭窄 右心室から肺へ血液を送り出す肺動脈にある逆流を防ぐ弁がせまくなり、血液が流れにくくなります。軽症であれば手術をせずに経過をみます。
ファロー四徴症 心室中隔欠損、肺動脈弁狭窄、大動脈騎乗、右心室肥大などの形態異常をあわせもつ病気で、チアノーゼがみられるのが特徴です。手術を行います。

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