月経の痛みをやわらげる対策(げっけいのいたみをやわらげるたいさく)

体操&ストレッチ


 あおむけに寝て両膝をかかえ、腹筋に力をいれて両膝を胸に引き寄せる。つらければ横向きで行ってもよい。

 あおむけに寝て両腕両足を伸ばし、手のひらを外側に向けて指を組み、息を吐きながら背筋を伸ばす。

 イスに浅く腰かけて膝をのばし、足首の角度が90度になるように両足のつま先を起こす。もとにもどしたら、今度はつま先を床につけてかかとを上げ、足の甲を伸ばす。

ツボの刺激


●足首のツボ


 内くるぶしとかかとの先端を結んだ中間にある「水泉」は、月経痛が軽くなるツボ。手で足首を前からおおうようにして、親指の腹で強めに押す。左右で痛みの強いほうを、重点的に行う。

●腰のツボ


 腰に手を置いて親指があたるところから少し下に、「腎癒」などの月経痛をやわらげるツボがならぶ。横向きに寝て親指の腹で片方ずつ押すか、あおむけになり腰の下にびんなどをあてて転がしても。

●膝のツボ


 足の内側で、膝から上に指3本分上がったところの筋肉の間にある「血海」は、血行をうながすツボ。力を入れて足を伸ばしたとき、膝上の内側にできる山の中央がツボのめやす。膝をつかむようにして親指で強めに押す。

●おなかのツボ


 おヘソからまっすぐ下へ指3本分のところにある「石門」と、そこから指1本分下にある「関元」は、子宮内の血流をよくするツボ。あおむけに寝て膝を曲げ、両手の人差し指、中指、薬指の3本を合わせて押す。

下半身をあたためる


 携帯カイロでおなかや腰をあたためたり、足浴をすると、血行がよくなり骨盤内のうっ血がとれて月経痛がやわらぎます。
 足浴の方法は、まずバケツや大きめの洗面器に、熱めのお風呂ぐらいの温度(41~42℃)のお湯を入れます。イスにすわり、その中にくるぶしまで足を浸して15~20分ほどあたたまります。途中でお湯がぬるくなってきたら、ポットなどのお湯を加え、温度をキープするのがポイント。

食生活を見直す


 月経困難症を改善するには、ふだんから栄養バランスのよい食事を心がけることもたいせつ。また、ビタミンEには血行をよくするはたらきがあるので、ゴマやカボチャ、ウナギ、アーモンドなどビタミンEを多く含む食品を積極的にとりましょう。月経痛には、サフランもよいとされています。料理に使うほか、熱湯を注いでサフラン茶にしても効果的です。

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