1歳3ヶ月の息子がいますが、夫の悪影響が心配
子育て期(生後10ヶ月~1歳6ヶ月)の相談
Q3960:1歳3ヶ月の息子がいますが、夫の悪影響が心配
普段は優しい夫ですが、ほぼ毎週末ケンカをしてしまいます。
原因はすごく些細なことですが、子どもの食事や安全に関係することや、私が日中一切家事をしてない(もちろんそんなことありません)など言われると、私も言い返してしまうのですが、そうすると激しく反論され、暴言や乱暴な振る舞いをされます。
子供の前ではでケンカをしない約束ですが、独り言だと言って何十分も大声で文句を言われます。
言葉が悪いですが、子供に危害を加えられるのが、私が一番嫌だと分かった上で、風邪気味の子供を薄着で外に連れ出したり、保険証と母子手帳を隠したり、敢えて危ないところで遊ばせて(部屋のドアなど)怪我をさせたりします。
実家に帰ろうとするとスーツケースを振り回し踏みつけ大暴れです…
普段は、優しいです。家事もしてくれます。ケンカをしても後で謝ってくれます。でもこんな事が頻繁に起こりすぎて嫌になっています。
夫婦間ではよくある類のものなのでしょうか?家を出たいと思ってますが、私の辛抱が足りないのでしょうか。
息子もいろいろと感じ取っていると思います。どうケアしたらいいのか分かりません。。
2018-12-25 02:09

出産を経験してすでに1年以上子どもを育てている母親から見れば、父親の幼稚さは言わずもがなです。もちろん、面と向かって本人にそんなことは言っては角が立ちますが、昔から「かかあ天下」という言葉があるように、家庭の中では女性がリードすることが家庭円満に繋がるものなのです。
では、幼稚な父親の存在が不要かといえば、それは違います。根本的に、母親と父親は家庭での役割も子どもとの関わり方も違うものです。わかりやすいところでいうと、子どもとの遊び方。子どもはパパと遊ぶのが好きなものだけど、それは「子どもと同じ目線」で相手をするからです。ママの遊びはどうしても教育的になってしまって、子どもからするとつまらないのよ。ご主人にも、ママでは変わることができない役割があるはずです。
「夫は、簡単に言えば、すごく幼稚です。きっと私がしたてに出て『すごいね、ありがとう』を繰り返せばそもそもの原因のケンカは起こらないと思います」
そう書いたあなたは、何もかも承知しているように見えます。そんなあなたに私が言えることは、「ご主人を長男だと思って接してみましょう」ということ。“したて”に出るのではなく、自分が自然にリードできる関係性を作るのです。
明治生まれの母親に育てられた私は、頑固な父親にあれこれ言わせないように母親がうまく立ち回っていたのを、自分が結婚してから思い返して見事なものだと思いました。母は父を立てながらも、“したて”には出ませんでしたよ。
かくいう私も、今年結婚60年目になります。一人っ子で頭脳が衣服をまとっているような、人見知りの激しい青年だった夫を、家庭的にも社会的にも人付き合いの良い好々爺(こうこうや)に育て上げたのは私だと自負しています。そう、夫は「育てる」ものなの。
「子どもは親に似る」と言うけれど、それは親が教え込んだ訳ではなく、親の子どもに対する愛情が自然とそうさせるの。相手にこうして欲しいと思うことを親がやっているから、子どもも同じようにできる。それは、夫も同じこと。
私は栄養士だから愛情は食べもので表そうと思って、食べる人が笑顔になるように、自分の時間をできる限りその人のために使おうと思って暮らしています。子どもではなく、夫に「これぞおふくろの味!」って言わせたいと思って、日々料理を作ってきました。夫に「うまい」と言わせたらしめたもの。気づけば、手のかかる長男だった夫が頼り甲斐のあるパートナーになっているはずよ。
最後にひとこと。たまには子育てや家事が完璧なママではなく、どこか抜けている“おんな”におなりなさい。そうすればきっと、ご主人があなたを保護する立場になられますよ。
先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。-
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