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大人のようないびき、大丈夫でしょうか?

子育て期(生後1歳7ヶ月~2歳)の相談

Q4077:大人のようないびき、大丈夫でしょうか?

2歳の娘が毎晩大人のようないびきをします。 大人というかおじさんというか……鼻炎持ちの主人と同じようないびきをかきます。とてもうるさくてわたしが寝付けない時もあるくらいです。 保育園に通っており鼻水が垂れてるわけではないんですが毎朝鼻くそが固まってるので、先日主人に耳鼻科に連れて行ってもらったら花粉症の薬を出されて帰ってきたので飲ませてますが変化なし。 主人は鼻詰まりの事は伝えたと思いますがいびきの事は伝えてないと思います。 ネットで少し調べたら扁桃腺肥大というのが出てきて怖くなりました。 いびきをかいている時に胸が凹んだりはしていません。 こんなにいびきがすごいのは普通なんでしょうか。もういつからか分からないくらいずっといびきをかいていて鼻詰まりなんだろうなーと軽く考えていましたが、ふと気になってしまいました。 保育園でお昼寝も2時間近くしてるようですし、夜も20時半頃から6時半頃まで寝ます。たまに夜泣きして起きたりしますがすぐ寝ます。特に風邪を引いたりもなく健康体ですが、小児科で診てもらったほうが良いでしょうか…? 2019-02-28 04:33
加部一彦先生
まず、子どもはのどの構造上、いびきをかきやすいものです。子どもの気道は細くやわらかいため、深い眠りに入ってのどの周りの筋肉が緩むと、いびきをかきやすいのです。 夜間にぐっすり眠っていて、日中も元気で食欲があれば心配ありません。頭の向きを変えたり、肩の下に畳んだタオルを入れて首を伸ばすといびきが治まることもあります。 のどの構造的な問題による子どものいびきは成長につれて次第に収まりますが、注意すべきいびきもあります。それが「アデノイド肥大(咽頭扁桃肥大)」で、鼻の奥に面したアデノイドが大きくなることで空気の通過障害を起こしたり、鼻汁がスムーズに排出できなくなったりする病気です。 アデノイド肥大の主な症状は、鼻づまり・口呼吸・いびき・鼻声です。アデノイド肥大は体質的なもので、5~6歳ころに肥大のピークを迎え、以後は自然に小さくなっていきます。 小学校入学頃には症状が軽快することが多いため、日常生活にとくに支障がなければ、かぜなどで症状が悪化したときのみ治療を受けて、アデノイドが自然に小さくなるのを待つのが通常です。アデノイドに炎症による腫れがみられる時は、炎症をおさえる薬を飲ませたり、血管を収縮させる作用のある点鼻薬などで治療します。 お子さんの場合、すでに1度耳鼻科を受診して花粉症と診断されているようなので、花粉症による鼻づまりの影響で一時的にいびきが出ている可能性が高いと思います。ただ、花粉症の時期に関わらず毎晩ひどいいびきをかくようなら、アデノイド肥大の可能性があるので、再度耳鼻科を受診して相談してみてはいかがでしょうか。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。
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