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ロタワクチンの副作用について。

子育て期(生後0~4ヶ月)の相談

Q3847:ロタワクチンの副作用について。

最初の任意予防接種はロタワクチンと聞きました。 勿論、受けるつもりではいますが、副作用等を見ると怖くなってしまいます。 ですが、受けるメリットの方がやはり大きいのでしょうか? 2018-10-31 17:04
加部一彦先生
ロタワクチンは任意接種ですが、「任意」という言葉を「受けなくても良い」ととらえるのは正しくありません。 法律によって「予防接種を受けるように努めなければならない」とされているのが定期接種で、感染力が強かったり重症化しやすいなどの心配があり、特にかかることを防ぎたい病気のワクチンを公費負担で接種できます。 任意接種は希望者が自費で受けるものですが、感染すると重症化する恐れのあるものばかりです。そういった病気から赤ちゃんを守るには、感染しないように事前に防ぐのが大切で、予防接種はそのために受けるものです。できるだけ接種することが望ましいでしょう。 予防接種は弱めたウイルスなどを接種し、軽く病気にかからせることで免疫をつけるもの。ワクチンの量や成分は安全に抗体ができるように調整されていますが、赤ちゃんによってはその病気のごく軽い症状が現れたり、ワクチンに含まれる他の成分に敏感に反応したりすることがあります。これが「副反応」です。 副反応が出ることがあっても通常は軽い症状なので、自然に治る例がほとんどです。副反応はむやみに怖がるのではなく、どんな症状なのかを事前にきちんと理解しておくことが大切です。ロタワクチンの主な副反応は、下痢・嘔吐・発熱・胃腸炎です。不安があれば、必ず接種前に医師に確認した上で接種するようにしましょう。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。
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